大江戸リサイクル事情~照明~

西千葉、稲毛の安心価格個別レッスン着付け教室 お気軽着物塾 です。

 

江戸時代のリサイクル文化を勉強中です。

 

今回のテーマはエネルギー一方通行文明の第一歩となった電気による照明についてです

 

照明の発達はこれまでの日が落ちて暗くなったら寝て、朝日とともに起きて活動する。という生活態度を変えました。

 

江戸時代に行燈や提灯など夜の照明はありましたが火を灯すために使用する油はなかなか高価だったので

 

節約するためにもなるべく使わないようにして夜は早く寝たのだそうです。

 

行灯に使用する油はさまざまでごま、えごま、つばき、菜種などの油が広く使われていたそうですが

 

鯨のとれる地域では鯨油、銚子のようにいわしが豊富にとれる地域ではイワシ油が使われたそうです。

 

それぞれの土地によって安くて手に入りやすい油が使われました。

 

ただ、上質な植物油にくらべて動物性油は燃えるときの匂いがきつかったので

 

イワシの油は菜種油の三分の一ほどの金額で買えたそうです。

 

ちょっとよふかしすると油代が20文くらいかかりました。当時の中流階級である大工さんの日当が500文だったそうなので

 

まあまあの負担になりますからお金かけて夜ふかしするよりもとっとと寝ちゃった方がいいですよね~

 

だから現代の子供たちみたいに夜に塾へ行って勉強するなんてこともなく

 

江戸時代の子供たちはひらがなと自分の職業に必要な漢字の読み書きができれば十分なので、いやなのに無理して高等教育を

 

受ける必要がなかったのです。

 

子供は宿題をやる必要もなく幼いうちは遊びほうけてくたびれ、少し大きくなれば親の手伝いでくたびれるから

 

夕食をすませればすぐに寝てしまう。という生活だったようです。

 

コロナの影響で学校で学ぶのが難しくなってきたこれからの日本ももしかしたら学校というものがなくなり

 

自分に必要な勉強をチョイスしてネットで学習するってちょっと江戸っぽいスタイルになるかもしれませんね。

 

ちなみに植物性油は石などを用いた仕掛けの道具でぎゅうぎゅう絞り、搾りカスはチッソを含んだ上質な肥料として使用されました。

 

本当に捨てるところがない。なんでも使い倒している文化です